
伝説からひらく世界
西岡詩奈、長谷川理奈 二人展
2026年7月22日(水)~28日(火)
[10時~19時 / 最終日17時終了]
伊勢丹浦和店 6階 ザ・ステージ#6アート〈入場無料〉
入場無料
西岡詩奈氏は、動物たちの知恵や生命力を、記憶を宿すアンティークに託して描きます。長谷川理奈氏は、ひとつの言葉から想起を広げ、詩的な絵画世界を紡ぎます。伝説や物語を入口に広がる、二人それぞれの世界をぜひご高覧ください。
[MI Wメンバー限定特典] 期間中、税込33,000円以上お買いあげいただいた各画家ごと先着3名さま(計6名さま)に画家オリジナルエコバッグを差しあげます。
展示作品より一部ご紹介
西岡詩奈

-1800x1307.jpeg)
-1455x1800.jpeg)
長谷川理奈

「“りんご”から自分が連想した神話から詩、物理学のあれそれを絵にしてみました。りんごは罪深いほど絵になる果実だなあと改めて実感しました」
禁断の果実がもしパイになるならば、
やがてそれは畑になり、
いつの日か初恋の木が根を張り枝を広げるだろう。
そして実った果実は重力に求められるまま、
あなたのもとに再び落ちてくる。
繰り返し繰り返し脱皮する蛇のごとく、
何度でもあなたは物語を食むだろう。

「人には骨肉を分けた相手とのプリン争奪戦争記があるといふなり」
この世のどこかの冷蔵庫の中で
プリンは私を待っている
待っていない
いる
いない
わからない
0と1の黒猫を抱えながら
私は観測するのを躊躇うのだ

「飼い猫長生きしてほしいな」
おしなべて
この世は死ぬるものらしい
けれどお前は違うだろう
さっさと化けて
千代に八千代に生きればいい
だというのにお前ときたら
ゴロゴロにゃあにゃあ
尻尾を一振りするだけで
いつまで経っても化けやしない

「庭園など散歩するのが趣味の一つなのですが、
イギリスの有毒庭園に想いを馳せつつ描いたものです」
かの庭に迷い込んだなら
使い魔には御用心
彼奴の声は魅惑の呪文
彼奴の瞳は妖しの宝石
にゃあと鳴かれ見つめられたが最後
帰り道は失われ、気がつけば
あなたは箒で夜空を飛んでいる

「単語からインスピレーションを得て絵を描くということを良くするのですが、今回の作品がまさにそれです。よく考えたら馬と鹿って並んでいたら美しいのでは?絵になるのでは?と思い描きました。形にできて嬉しいです」
陽光と月光を縒った糸
炯々と
季節を命を
隣り合うことなきものを縫い逢わせ
迷い路はつなぎ繋がれ旅路となり
辿り着く
夢も現も帰り給う
まほろば蒔絵
Artist Bio
西岡詩奈 Nishioka Utana
日本画家
動物たちが長年にわたり培ってきた知恵や生きる力を、数百年の記憶を持つアンティークに託し描く西岡詩奈。弱肉強食の世界で生きる智慧や、記憶や遺伝子が導いてきた進化の歴史、未知の状況に立った時の生への執着など、動物のさまざまな姿は、私たちに力強い魅力を放ち続けます。
愛知県立芸術大学大学院に在学し日本画の技術に磨きをかけ、百貨店のギャラリーで作品を発表を重ねている西岡の意欲的な姿勢には、アーティストとしての今後の活躍が期待されます。
〈略歴〉
2000 愛知県生まれ
2025 愛知県立芸術大学大学院在籍
2023 KAKEHASHI Exhibition 2023~架け橋~ (名古屋栄三越、愛知) 同23~25
2023 ART &CREATIONものづくり造形展 (名古屋栄三越、愛知)
2023 第2回古川美術館Fアーワード CBCテレビ賞受賞
2023 樹の会 名古屋造形大学 日本画若手作家たち (名古屋栄三越、愛知) 同23~24
2024 第23回福知山市 佐藤太清公募美術展 入選
2024 CBCが選ぶ新鋭作家展 2024 ~新しい景色 II~ (名古屋栄三越、愛知)
2025 第24回 福知山市 佐藤太清公募美術展 入選
2025 三人展(伊勢丹浦和店、埼玉)
他多数
長谷川理奈 Rina Hasegawa
画家
ミクストメディア
暇な時には辞書を眺めるのが好き、という変わり種です。出会ったひとつの言葉から連想してイメージの海の中を漂うかのような絵を描きます。混沌としつつも色の洪水は決して崩壊しません。尽きることのない才能に溢れた作家です。
〈略歴〉
東京都生まれ
跡見学園女子大学文学部人文学科卒
2009年 金賞 日本芸術センター第三回絵画公募展
2009年 金賞 第8回佐藤太清賞公募美術展
2014年 個展 伊勢丹浦和店
2015年 個展 伊勢丹浦和店
2017年 個展 伊勢丹浦和店
2018年 入選 第103回二科展
2018年 二人展 伊勢丹浦和店
2022年 グループ展 伊勢丹浦和店
2024年 グループ展 伊勢丹浦和店
他多数