名古屋を舞台に四方のアーティストが集結「才都物語」6月11日から名古屋栄三越 特選画廊で開催!入場無料 〈画家〉江崎栄花・ナンシー諸善・原田愛・加納芳美

才都物語 展覧会概要

「才都物語」
名古屋を舞台に四方のアーティストが集結

6月11日(水)~17日(火) 10時~19時〔最終日16時終了〕
名古屋栄三越 7階 特選画廊〈入場無料〉

愛知にゆかりのある三英傑がかつて日本を牽引しました。そして今、愛知を中心に四方から集まった才能豊かなアーティストたちが、名古屋を舞台に新たなアートの物語を紡ぎます。日本画家・木彫コラージュ作家・パステル画家・アクリル画家――それぞれの個性が響き合う、フレッシュな展覧会をどうぞお楽しみください。

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展示作品より

ナンシー諸善「白雪を冠す」40×15cm、木彫コラージュ
加納芳美「戯れ」、ミクストメディア、F3号(27.3×22cm)
原田愛「舞雪」 41×50cm、パステル画
江崎栄花「スイレンと金魚」F6号( 31.8 × 41cm )、紙本着彩

Artist Bios

江崎栄花 / Haruka Ezaki

江崎栄花 / Haruka Ezaki

大阪芸術大学ビジュアルアーツコース(現・イラストレーションコース)に進学した江崎栄花は、在学中様々な表現技法を学ぶなかで、日本画の技法に初めて出会い、その画材の色の深みやグラデーションの豊かさに魅せられました。作品制作のテーマである「命の大切さ」を表現するうえでも相性のよかった日本画技法を、卒業後も独学で研鑽し、デザインで培った手法で画面構成をしながら作品を形にしていく自らのスタイルとして確立しつつあります。
日本画には本来、室内の飾りや着物の柄などにも使われる意匠(デザイン)の要素もありますが、江崎栄花の日本画には現代的な和テイストの心地よさがあります。まず、構図から構想される画には、様々な色彩の音符が連なるような律動があります。そして、透き通るような薄い雁皮紙を彩色し重ね合わせることで、さらにニュアンスに富んだマチエールを持つ作品となります。
今までは近畿を中心に個展が開催されてきましたが、和室にも洋室にも合う江崎栄花の作品は、発表の場を全国に広げ、各地でファンを魅了しています。

2017 大阪芸術大学卒業
2022 個展 高槻阪急
2023 個展 阪神・にしのみや
2023 個展 高槻阪急スクエア
2024 個展 伊勢丹浦和店
2025 個展 高槻阪急スクエア
2025 個展 伊勢丹立川店
2025 グループ展 名古屋栄三越(2025.6.11-17)
2025 個展 伊勢丹浦和店(2025.10.1-7)
2026 個展 松坂屋上野店(2026.12.9-15)

ナンシー諸善 / Nancy Shozen

ナンシー諸善 / Nancy Shozen

日本人に愛され、日本を象徴するともいえる富士山は、多くの人によって描かれてきました。ナンシー諸善もまた富士山とそれを取り巻く自然や花々を描きますが、毎日朝から日没まで春夏秋冬富士山の姿を望む作家ならではの、変化に富み、美しさが抽出された作品となります。木版画で実績を重ね、数々の受賞歴もあるナンシー諸善は、現在では木版画を彫る技法を活かした1点もの作品である木彫コラージュの制作に力を入れています。木彫コラージュは、木版画に用いる版木を彫刻刀で彫り、着色した和紙を膠で貼り、さらにウッドバーニングの要領で木に焼き付けを行ったりする技法です。着色した和紙の部分をさらに彫り、また和紙を貼ることを何度も繰り返し、思い描いた色のニュアンスを出していきます。
木を彫ることと和紙を貼ることによって、平面でありながら陰影に富んだ作品は、自然と風景を愛するお客さまに購入されています。また、好んで制作する猫の作品も人気があります。

2025 個展 伊勢丹浦和店
2024 個展 松坂屋上野店
2023 個展 伊勢丹浦和店
2023 個展 船橋東武
2021 グループ展 福屋広島駅前店
2021 グループ展 伊勢丹浦和店
2020 グループ展 阪神梅田本店
2020 グループ展 福屋八丁堀本店
2012 第80回日本版画協会展 入選
2010 第16回 川上澄生美術館木版画大賞展 入選
2008 第76回 日本版画協会展 入選
2007 第5回 飛騨高山ビエンナーレ 入選
2006 第74回 日本版画協会展 入選
2005 第11回 川上澄生美術館木版画大賞展 入選
2005 第4回 飛騨高山ビエンナーレ 入選
2005 第3回 山本鼎版画大賞展 入選
2005 第10回 浜松市美術館版画大賞展 入選
2004 第72回 日本版画協会展 賞候補
2004 第3回 ふくみつ棟方記念版画大賞展 入選
2004 第2回 あおもり版画トリエンナーレ2004 入選
2004 国際交流展 メキシコ国立エスメラルダ校
2003 成増展 創形美術学校FA校外展
他多数

原田愛 / Ai Harada

原田愛 / Ai Harada

原田愛は、武蔵野美術大学卒業後、主にパステルを用いて作品を作り続けています。物語や名画から想を得た女性像をはじめ、郷愁を誘う風景画、仔犬や兎やオコジョといった愛らしい動物など幅広く描く原田愛ですが、圧倒的な人気を誇るのはシマエナガを描いたパステル画です。Yahooニュースでは「シマエナガの画家」として紹介され、展覧会場には多くのお客様が来場され、初日から作品がわずかとなりました。白くふわふわしたシマエナガは、パステルの画材のもつ柔らかな質感によって愛らしさを増し、そのつぶらな小さな瞳が見る人の心をとらえます。

1987 福岡県築上郡上毛町(旧:大平村)生まれ
2009 武蔵野美術大学油絵学科卒業
2016 グループ展 松屋銀座
2017 グループ展 東急百貨店たまプラーザ
2018 グループ展 福屋八丁堀本店
2019 個展 伊勢丹新宿店
2019 個展 銀座伊東屋
2020 個展 伊勢丹浦和店
2023 個展 伊勢丹浦和店
2024 個展 伊勢丹立川店
2024 個展 伊勢丹浦和店
他多数

加納芳美 / Yoshimi Kano

加納芳美 / Yoshimi Kano

鳥取県生まれ、島根県育ちの加納芳美は、自宅の前が海で裏が山という環境で育ちました。この自然に囲まれ育った体験が彼女の作風に大きな影響を与えています。彼女の作品の多くは動物を題材にしており、彫刻を専攻した経歴を反映して、布や紙などの異なる素材が立体的に貼り付けられています。さらに多くの色彩や模様がレイヤーとして描かれ、様々な素材を調和させる役割を果たしています。
彼女の明るい色彩で表情豊かに描かれた動物の作品は多くのファンを魅了しており、Instagramのフォロワーは7,000名を超えています。百貨店での初個展では初会場であるにもかかわらず多くのお客様が加納作品を楽しみに来場されました。これまでは一般企業とのコラボレーションで展示を行ってきましたが、今後は百貨店をはじめギャラリーを訪れるお客様にも楽しんでいただける機会が増えることでしょう。

2005 広島市立大学芸術学部 美術学科彫刻専攻卒業
2016-18 個展 大阪
2022 月刊美術 美術新人賞デビュー 入選
2023 個展 東京
2025 2人展 伊勢丹立川店
2025 個展 博多阪急

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