【動画図解】額縁の紐の結び方・通し方|ゆるまないプロのコツを解説

額のひもとは

額の裏側についている「ひも」は、絵や写真を壁に掛けるためのものです。額の左右に取り付けられた金具(Dカンなど)にひもを通し、そのひもを壁のフックに掛けて作品を飾ります。額のひもを使うことで、壁のフック一つで作品を安定して掛けることができ、家庭でも簡単に絵を飾ることができます。

額のひもを付ける理由

額のひもには、作品を安全に壁に掛ける役割があります。額の左右の金具をひもでつなぐことで、壁のフックに掛けたときにバランスが安定します。また、ひもを使うと作品の位置を調整しやすくなるため、飾る高さや位置を微調整することも簡単です。

額のひもの付け方

一般的には、額の裏側の左右に金具を取り付け、その間にひもを張ります。金具の位置は、額の上からおよそ3分の1ほど下の位置に付けることが多いです。こうすることで、壁に掛けたときに額が前に傾きにくくなり、安定します。動画で見てみましょう。

動画の内容要約

  1. 額の裏の金具に紐を通します。右側を少し長く残します。
  2. 紐をピンと張り、両端を固結びします。
  3. 張った紐と、右側に残した紐の2本を使い、中央よりやや右の位置で固結びします。
  4. 張った紐・左側の紐・(3)で残った紐の3本を使い、中央よりやや左の位置で固結びします。
  5. 余った紐を切って完成です。これで壁のフックに掛けて飾ることができます。

額縁の紐の結び方(ゆるまない方法)

額縁の紐の結び方で大切なのは、ただ結ぶだけではなく、ひもをしっかり張った状態で固定することです。ゆるんだまま結ぶと、飾っている額縁が揺れるため、紐に余計な荷重がかかります。そのうちにたるみが出て、額が傾く原因になります。

基本は、左右の金具にひもを通し、ピンと張った状態で結ぶことです。そのうえで、中央付近で2カ所結びを加えると、全体が安定しやすくなります。動画の方法は、シンプルですが実際に緩みにくい結び方です。

結び目はしっかり締め、余りの紐は邪魔にならない長さに切りそろえます。見た目を整えるだけでなく、裏側で紐が引っかかるのも防げます。

額縁の紐の通し方

額縁の紐は、結び方だけでなく、最初の通し方も重要です。金具に対して斜めに通したり、左右の張りが不均一だったりすると、壁に掛けたときに額が傾きやすくなります。

通し方の基本は、額の左右の金具にひもを通し、左右の高さと張り具合を揃えることです。片側だけ長く残りすぎるとバランスが崩れるため、作業中に全体の長さを確認しながら進めるのがコツです。

また、額の上から見たときに紐が必要以上に見えないよう、通したあとに長さを調整しておくと、仕上がりがきれいになります。

額のひもが緩むのを防ぐ方法

額のひもは長く使っていると、少しずつ緩んだり、たるんだりすることがあります。ひもが緩むと、壁に掛けたときに額が傾いたり、位置がずれてしまうことがあります。

緩みを防ぐためには、ひもをしっかり張った状態で結ぶことが大切です。結び目を二重にすると、ほどけにくくなります。

また、重い作品の場合は、丈夫なケブラー紐(無い場合は、ワイヤーでもOKです)を使うとより安定します。長く飾っているうちにひもがたるんできた場合は、結び直して張り直すことで簡単に調整できます。

額縁の紐は「ゆるまないこと」が最も重要です。正しい通し方と長さの調整をあわせて行うことで、安全かつ美しく展示することができます。

額のひもの長さの目安

額のひもの長さは、額の幅の2.5倍~3倍程度が目安です。ひもをピンと張った状態で取り付けることで、壁に掛けたときに額が安定し、見た目もきれいに飾ることができます。

また、紐が長すぎると額の上から見えてしまいやすく、逆に短すぎるとフックに掛けにくくなります。作業後は実際に掛けてみて、見え方と安定感の両方を確認すると安心です。

額のひもの位置(高さ)の基本

額のひもの位置は、左右の金具をどこに付けるかで決まります。一般的には、額の上端から3分の1ほど下の位置に金具を取り付けることが多いです。

この位置に付けると、壁に掛けたときに額が前に倒れにくく、見た目も安定しやすくなります。高すぎても低すぎてもバランスが崩れるため、迷ったときはこの目安を基準にすると失敗しにくいです。

よくある質問

Q. 額のひもは必要ですか?

多くの額装では、作品を安全に飾るためにひもを付けておくのが一般的です。ひもがあることで壁のフックに掛けやすくなります。

Q. 額のひもはどのくらいの高さに付けますか?

一般的には、額の上端から3分の1ほど下の位置に金具を取り付け、その間にひもを張ります。こうすることで、壁に掛けたときに額が安定します。

Q. ワイヤーでも大丈夫ですか?

紐の代わりにワイヤーを使うこともありますが、弊社ではケブラー紐をおすすめしています。ケブラー紐とは、デュポン社のアラミド繊維「ケブラー®」を使った、軽量で鉄の約5倍の強度を持ち、熱や摩擦に強く伸びにくいロープ
電設工事や救助、登山・ヨットなどの過酷な現場で使われます。

  • 軽量作品:額縁のもともと付属している紐で十分
  • 重量作品(8号以上):ケブラー紐が安心

用途に応じて選びましょう。

Q. 額縁の紐がすぐゆるむのはなぜですか?

ひもを張らずに結んでいる場合や、結び目が甘い場合に起こりやすいです。また、紐の素材が滑りやすいと、使っているうちにたるむことがあります。結び直してしっかり張り、必要に応じてより丈夫な紐やワイヤーを使うと改善しやすくなります。

Q. ピクチャーレールや壁レールでも使えますか?

使えます。額縁の紐をレール側のフックに掛けて飾る方法は一般的です。ただし、額の重さに対して、紐・金具・レール側フックの耐荷重が合っているかを確認しておくと安心です。

(福福堂編集部)

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