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まめちしきvol.13「昔の人も猫の絵を描いていたんですか?」

カエルや兎だけじゃない。鳥獣戯画にもネコは登場する!

昔から絵画のモチーフに現れてきた猫

 猫は魔物と申しますが、人間を操っているかのような気ままな魅力は、確かに悪魔的ですね。気が付くと身も心もメロメロにされています。地球の真の支配者は猫ではないかと思うほど。

 古今東西、猫は絵画のモチーフになってきました。しかし実は西洋画に登場する猫の寓意(隠された意味)は、あまりよろしくないものが多いです。ギルランダイオ(ルネサンス期のイタリアの画家)の描いた「最後の晩餐」なんか、ユダの足元にちょこんと座っているし、なんだか信用がおけない感じです。

 翻って日本で最古の猫の絵は、12世紀の信貴山縁起絵巻に描かれた黒ブチの猫と言われています。その後、兎と蛙で有名な鳥獣戯画にも、烏帽子を被り、雑踏のなかで尻尾を踏まれないようにしっかり手で持っている猫が登場し、猫好きの心を鷲づかみにしています。愛嬌たっぷりですね。

 宇多天皇(867~931 第59代天皇)も自分の日記(寛平御記)のなかで、自分の愛猫のことをこれでもかと描写しています。やんごとなき方の心までも虜にしてしまう、ねこ恐るべし、ですね。

  ライター・晶

猫の絵|猫を描いた有名画家と名画・絵画史をわかりやすく解説
猫の絵で有名な画家や名画を紹介。歌川国芳、竹内栖鳳、菱田春草、藤田嗣治、ルノワール、パウル・クレーなど、猫を描いた画家と作品、古代エジプトから現代までの猫の絵画史、猫の絵を飾るポイントまでわかりやすく解説します。
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