号数は美術界における標準サイズの基準です
「あの先生は、1号ウン万円らしい」
そんな会話を聞いたことはございませんか?
そこで出てくる『号』ってなんでしょう。気になりますよね。
号数は、現在、美術業界で採用されている標準サイズの基準です。
昔は画家が好き勝手なサイズのキャンバスや板に絵を描き、
それに合わせて額縁等が作られていましたが19世紀頃に標準サイズが決まったそうです。
日本は、フランスの標準サイズを輸入して使っていますが、
元々のサイズ→尺貫法により換算→それをまたメートル法に換算し直したので、
若干フランスのものとは違っています。
最近は現代アートなど、号あたりの単価によらず価格設定する方も増えてきましたが、
ここ100年くらいの日本、特に百貨店等では1号いくらで価格を付すことが習わしとなっておりました。
今でも好きなサイズで絵を描いても全く構わないのですが、
標準サイズを外れてしまうと額縁等がフルオーダーになってしまい、驚くほど高くなってしまいます。
洋服のサイズと似てますね。
ライター・晶
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