まめちしき

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まめちしきvol.21「版画=コレクションにぴったりです」

ナンシー諸善 木版画 「闇夜」 「Prints ! Prinst!版画をくれ! 」世界的に人気な日本の版画 ここヒルトピア アートスクエアは、ヒルトン東京の地下という場所柄、時々外国の旅行者がお越しになり、「Prints ! Prinst!...
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まめちしきvol.20 「ピカソの泣く女に見る”時間”の表現」

※残念ながらピカソの「泣く女」は著作権の都合で掲載できず! Giacomo Balla, CC BY-SA 4.0 ジャコモ・バッラ(1871~1958イタリア) という画家は、「鎖に繋がれた犬のダイナミズム」という作品のなかで、犬の動きを...
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まめちしきvol.19 「時の流れの表現ってどうすればいいの?」

齋藤悠紀 ガラス絵作品 「夜の透間 花の匂い(部分)」 「この人ここにもいる、そこにもいる」絵画における時間の表現Ⅰ 絵画という二次元の画面に、遠近法という視覚を採り入れた三次元表現があることは有名ですね。日本でも西洋画の影響を受けて、江戸...
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まめちしきvol.18「食べられるのが天ぷら、食べられないのがテンペラ」

「搭と薔薇の記憶」作家:細迫諭技法:テンペラと油彩の混合技法 天ぷらもテンペラも同じ語源ではないかと言われている 皆さま大みそかにお蕎麦は召し上がりますか?その時、おそばの上に乗っけるもの・・・・もうお分かりですよね。天ぷらです。年越しそば...
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まめちしきvol.17「七宝とガラスって何が違うの?」

七宝とガラスの違いは、金属の板だった! 「七宝焼き」って聞いたことがありますか?美味しそうに聞こえますが、食べることはできません・・・。 七宝は金属板にガラス質の釉薬を付けて焼成したものや、その技術です。その起源ははっきりしないのですが、紀...
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まめちしきvol.16「展覧会の準備はどれだけ大変なの?」

細迫諭の作品展より 展覧会の舞台裏は涙ぐましい努力の連続だった! 展覧会が開かれるまでに画家はどのような準備をするのでしょうか? 自分で会場を申し込んだり、または画商や百貨店から展覧会開催のオファーが来たりして会期が決定すると――画家はまず...
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まめちしきvol.15「絵のマチエールってなんですか?」

齋藤悠紀の作る『多層ガラス絵』 マチエールはマテリアルだった! 感染症が蔓延してからのここ2年超、展覧会をオンラインで開催したり、ZOOMで作品を販売したりすることも多かったのですが、先日3年ぶりに見たかった作品展をご覧になったというお客様...
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まめちしきvol.14「余白は、日本人の忖度文化?」

ナンシー諸善 近ず離れずいい関係 木版画 白紙も模様のうちなれば、心にてふさぐべし(土佐光起) 日本の絵の特徴はいくつかあります。たとえばアシンメトリー(左右非対称)な画面構成なんかそのひとつですね。他にも、たとえば余白に美しさを見い出すと...
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まめちしきvol.13「昔の人も猫の絵を描いていたんですか?」

カエルや兎だけじゃない。鳥獣戯画にもネコは登場する! 昔から絵画のモチーフに現れてきた猫  猫は魔物と申しますが、人間を操っているかのような気ままな魅力は、確かに悪魔的ですね。気が付くと身も心もメロメロにされています。地球の真の支配者は猫で...
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まめちしきvol.12「絵画のサイズ❝号❞ってなんですか?」

斎藤理絵「花吹雪」日本画 F50号 号数は美術界における標準サイズの基準です 「あの先生は、1号ウン万円らしい」そんな会話を聞いたことはございませんか?そこで出てくる『号』ってなんでしょう。気になりますよね。 号数は、現在、美術業界で採用さ...
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まめちしきvol.11「会社で絵画を買いました。減価償却できますか?」

毛利元郎 「冬の日差し」 油彩 170x250mm(2号相当) 絵画の購入費は、条件によって減価償却できます 「会社の応接室に絵を飾りたいけれど、それって経費になるのかしら…?」  法人(会社)のお金で絵画を購入したときに、それが経費計上で...
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まめちしきvol.10「木版画って木のどの部分を使うの?」

Bonhomme de neige  作家:小川淳子技法:木口木版画面サイズ:6.5×5.5cm 制作年:2003年 木をタテに使う『板目木版画』、木を輪切りに『木口木版画』  小学校の授業で木版画を彫った経験のある方は多いのではないでしょ...