このページでは、美術にまつわる「まめちしき」を気軽に読める記事としてまとめています。大津絵や支持体、静物画の起源、肖像画の役割、白銀比、展覧会DMなど、作品そのものだけでなく、美術の背景や言葉、図像の意味にふれる話題を紹介しています。美術館で作品を見るときに少し知っていると面白くなる知識や、アートを身近に感じるための小さな発見を、専門的すぎない言葉でお届けします。気になるテーマから、どうぞ気軽にご覧ください。
TRIVIA まめちしき33 ときに信じられないミスもある?展覧会招待状
展覧会DMデザイン例 (オモテ面のみ) ちなみにこのデザインに間違いはございません! 毎日大量に受け取る商業チラシや手紙類、その中にアートに関するものが含まれていることがありませんか? 展覧会や作家毎に異なるこのチラシ類は、DM(ダイレクト...
TRIVIA まめちしき32「大津絵って何?」
ふらっと入った古本屋さんで偶然見つけました。大津絵の復刻版です。皆さま「大津絵」って聞いたことございますか?江戸初期から明治くらいまで人気があった民俗画です。東海道を旅する人たちのおみやげや護符として買われていたものでした。琵琶湖の畔の大津...
TRIVIA まめちしき31「絵の支持体ってなんですか?」
世界一薄いと言われる高知県の『典具帖紙(てんぐじょうし)』皆さまが絵を描かれるとき、「何に」描きますか?子供の頃のスケッチだったら画用紙や、夏だったら団扇に描いたりということもありますよね。アートの世界では、その物資的な基盤のことを「支持体...
TRIVIA まめちしきvol.30『人々が願うもの』
齋藤悠紀 千重波ーアマビエ 銅版画新型コロナ大流行のこの3年間、私たちの生活様式はだいぶ変わりました。人類はその有史以来、なんどもパンデミックに晒され、私たちはそれを歴史や本のなかで知ってはいましたが、聞くのと実際に経験するのでは天地の差が...
まめちしきvol.29『ペストの流行がヴァニタス画を生んだ』
Cornelis Norbertus Gijsbrechts (1660–1683) Vanitas still life with flowers, skull人生の半分も過ぎると、いろんな価値観が変わりませんか?私は若い頃よりも花を見て...
TRIVIA まめちしきvol.28『画家はメタファーを取り入れて静物画の格上げをはかった!』
Francisco de Zurbaran Still-life with Lemons, Oranges and Rose1633前回、古代ギリシャで生まれたクセニアが、中世の画家たちのマーケティングとブランディング努力によって、「静物画...
TRIVIA まめちしきvol.27『中世のブランディングとマーケティング―仕掛け人は静物画の画家』
ファン・ダイク 油彩 1610年今日一般的な言葉である「静物画」という名称が使われ出したのは、1650年頃のオランダからと言われています。stilleven (スティルレーフェン)という言葉から、英語のStill lifeやフランス語のna...
TRIVIA まめちしきvol.26『静物画の起源はギリシャのお金持ちの流行から?! ~ポンペイのクセニア~』
Still life showing eggs, thrushes, napkin: from the House of Julia Felix, Pompeii静物画の起源はギリシャのお金持ちの流行から?! ~ポンペイのクセニア~静物画の...
TRIVIA まめちしきvol.24『肖像画の役割は変わってきています』
絵・若菜由三香 「少女と猫」 F4サイズ パステル・アクリル画 2018年の肖像画昔の王侯貴族の肖像画を美術館や教科書でご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか。立派なヒゲを蓄えて少し胸を反らせた威厳ある壮年の男性や、慈愛と品溢...
TRIVIA まめちしきvol.25『ゆるキャラは白銀比だった?!』
小柳優衣「yozakura」腐蝕銅版画「ひとよひとよにひとみごろ・・・・・」中学校の頃に覚えませんでしたか?なんだっけ・・・・って思ったあなた。大人になると意識から抜けてしまいますよね。はい。答えは√2です。余談ですが「一夜一夜に一見ごろ」...