アメリカの有名な美術館・博物館10選|ニューヨークやワシントンの人気ミュージアムを解説
アメリカには、世界的に有名な美術館や博物館が数多くあります。ニューヨーク、ワシントンD.C.、シカゴ、ロサンゼルスなどには、歴史的名作を所蔵する巨大美術館や、自然史・宇宙開発を学べる人気博物館が集まっています。
「アメリカで有名な美術館はどこ?」「ニューヨーク旅行で行くならどこがおすすめ?」「美術館と博物館の違いも含めて知りたい」という方に向けて、本記事ではアメリカを代表する美術館・博物館10館をわかりやすく紹介します。
なお、美術館めぐりが好きな方は、世界三大美術館とは?ルーヴル・メトロポリタン・エルミタージュをわかりやすく解説 や、日本の現代美術館おすすめ15選|有名アートミュージアムを解説 もあわせてご覧ください。

アメリカの有名な美術館・博物館10選【一覧】
| 館名 | 都市 | ジャンル | 主な見どころ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| メトロポリタン美術館 | ニューヨーク | 総合美術館 | 古代エジプト美術、ヨーロッパ絵画、アジア美術 | まず一館だけ行くならここ |
| スミソニアン国立自然史博物館 | ワシントンD.C. | 自然史博物館 | ホープ・ダイヤモンド、恐竜骨格、鉱物標本 | 家族旅行や科学好きの方 |
| シカゴ美術館 | シカゴ | 美術館 | 印象派、後期印象派、《アメリカン・ゴシック》 | 名画をじっくり見たい方 |
| ニューヨーク近代美術館(MoMA) | ニューヨーク | 近現代美術館 | 《星月夜》《アヴィニョンの娘たち》 | 近現代アートが好きな方 |
| 国立航空宇宙博物館 | ワシントンD.C. | 科学博物館 | ライト兄弟機、アポロ11号司令船 | 宇宙・飛行機が好きな方 |
| J・ポール・ゲティ美術館 | ロサンゼルス | 美術館 | ヨーロッパ絵画、建築、庭園 | 景観や建築も楽しみたい方 |
| グッゲンハイム美術館 | ニューヨーク | 近現代美術館 | フランク・ロイド・ライト建築、カンディンスキー | 建築好き・体験重視の方 |
| ワシントン・ナショナル・ギャラリー(ナショナル・ギャラリー・オブ・アート) | ワシントンD.C. | 美術館 | 西洋絵画、彫刻、近現代美術 | 美術史を幅広く見たい方 |
| アメリカ自然史博物館 | ニューヨーク | 自然史博物館 | 恐竜、ジオラマ、シロナガスクジラ模型 | 定番観光地を押さえたい方 |
| ゲティ・ヴィラ | マリブ | 古代美術博物館 | 古代ギリシャ・ローマ美術、別荘風建築 | 古典古代が好きな方 |
アメリカの有名な美術館・博物館10選
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
- 開館:1870年
- 所在地:ニューヨーク
- 所蔵:約200万点以上
- 年間来館者:約500万人
- 代表作品:デンドゥール神殿、フェルメール《水差しを持つ女》
メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は、アメリカを代表する美術館であり、世界最大級の規模を誇ります。1870年に設立され、古代から現代まで約5,000年にわたる美術作品を収蔵しています。
特に有名なのは、古代エジプトの神殿展示、ヨーロッパ絵画、武具、アジア美術です。初めてアメリカの美術館を訪れる方なら、まず候補に入れたい一館です。
メトロポリタン美術館は、世界三大美術館の記事 でも紹介している通り、規模・知名度ともに別格の存在です。

スミソニアン国立自然史博物館(ワシントンD.C.)
- 開館:1910年
- 所在地:ワシントンD.C.
- 所蔵:約1億4千万点以上
- 年間来館者:約400万人
- 代表展示:ホープ・ダイヤモンド、恐竜骨格展示
スミソニアン国立自然史博物館は、自然史分野で世界トップクラスの知名度を持つ博物館です。化石、鉱物、動植物標本、文化遺物など膨大な資料を収蔵し、一般来館者にも非常に人気があります。
最大の見どころのひとつが「ホープ・ダイヤモンド」です。さらに恐竜骨格の展示も迫力があり、子どもから大人まで楽しめます。美術館というより博物館を目的にアメリカを旅する方におすすめです。
シカゴ美術館(シカゴ)
- 開館:1879年
- 所在地:シカゴ
- 所蔵:約30万点以上
- 年間来館者:約150万人
- 代表作品:グラント・ウッド《アメリカン・ゴシック》、スーラ《ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後》
シカゴ美術館(Art Institute of Chicago)は、印象派・後期印象派のコレクションが特に有名な美術館です。グラント・ウッド《アメリカン・ゴシック》や、ジョルジュ・スーラ《ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後》など、教科書でも見かける名作を所蔵しています。
「名画をしっかり見たい」「アメリカで西洋美術の名品を鑑賞したい」という方に向いています。作品の質で選ぶなら、メトロポリタン美術館と並ぶ有力候補です。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)
- 開館:1929年
- 所在地:ニューヨーク
- 所蔵:約20万点以上
- 年間来館者:約300万人
- 代表作品:ゴッホ《星月夜》、ダリ《記憶の固執》
ニューヨーク近代美術館(MoMA)は、20世紀以降の近現代美術を代表する美術館です。フィンセント・ファン・ゴッホ《星月夜》、パブロ・ピカソ《アヴィニョンの娘たち》、サルバドール・ダリ《記憶の固執》など、近代美術史を語るうえで外せない作品がそろっています。
印象派から現代アートへの流れに興味がある方は、クロード・モネの記事 や 国立西洋美術館 常設展の記事 、ゴッホの記事とあわせて読むと、美術史のつながりが理解しやすくなります。

国立航空宇宙博物館(ワシントンD.C.)
- 開館:1976年
- 所在地:ワシントンD.C.
- 所蔵:約6万点以上
- 年間来館者:約600万人
- 代表展示:ライト兄弟フライヤー号、アポロ11号司令船コロンビア
国立航空宇宙博物館は、航空機と宇宙開発の歴史を紹介するアメリカ屈指の人気博物館です。ライト兄弟の1903年製フライヤー号や、アポロ11号司令船「コロンビア」など、歴史的価値の高い展示がそろっています。
J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)
- 開館:1997年(ゲティ・センター)
- 所在地:ロサンゼルス
- 所蔵:約12万点以上
- 年間来館者:約130万人
- 代表作品:ファン・ゴッホ《アイリス》
ロサンゼルスのゲティ・センターにあるJ・ポール・ゲティ美術館は、ヨーロッパ美術の名品に加え、建築や庭園の美しさでも知られています。中世から19世紀までの絵画、彫刻、装飾美術、写本などを幅広く鑑賞できます。
「作品だけでなく、建築や眺望も含めて美術館体験を楽しみたい」という方におすすめです。ロサンゼルス観光と相性の良い美術館として人気があります。
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)
- 開館:1959年
- 所在地:ニューヨーク
- 所蔵:約8,000点以上
- 年間来館者:約100万人
- 代表作品:カンディンスキー《コンポジション8》
グッゲンハイム美術館は、フランク・ロイド・ライト設計の螺旋状建築で世界的に有名です。館内ではワシリー・カンディンスキー、パブロ・ピカソ、ジャクソン・ポロックなどの近現代美術を中心に紹介しています。
この美術館の魅力は、作品だけでなく「建物そのものが鑑賞体験をつくっている」点です。通常の四角い展示室とは異なり、スロープを歩きながら連続的に作品を見る体験ができます。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー(ナショナル・ギャラリー・オブ・アート)(ワシントンD.C.)
- 開館:1941年
- 所在地:ワシントンD.C.
- 所蔵:約15万点以上
- 年間来館者:約350万人
- 代表作品:レオナルド・ダ・ヴィンチ《ジネヴラ・デ・ベンチの肖像》
ワシントン・ナショナル・ギャラリー(ナショナル・ギャラリー・オブ・アート)は、アメリカを代表する美術館のひとつです。西館ではヨーロッパ古典絵画を、東館では近現代美術を中心に展示しており、一館で幅広い時代を見渡せます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ヨハネス・フェルメール、ジャクソン・ポロックなど、時代を超えた名作に触れられる点が魅力です。美術史を通して見たい方に向いています。

アメリカ自然史博物館(ニューヨーク)
- 開館:1869年
- 所在地:ニューヨーク
- 所蔵:約3400万点以上
- 年間来館者:約500万人
- 代表展示:シロナガスクジラ模型、恐竜骨格展示
アメリカ自然史博物館は、ニューヨーク観光の定番として有名な自然史博物館です。巨大な恐竜骨格、リアルな動物ジオラマ、天井から吊るされたシロナガスクジラ模型など、印象に残る展示が多くあります。
セントラルパーク近くにあり、観光ルートに組み込みやすいのも魅力です。美術ファンだけでなく、家族旅行や初めてのニューヨーク旅行にもおすすめできます。
ゲティ・ヴィラ(マリブ)
- 開館:1974年(2006年リニューアル)
- 所在地:マリブ
- 所蔵:約4万4千点以上
- 年間来館者:約40万人
- 代表作品:勝利の女神像、古代ギリシャ彫刻コレクション
ゲティ・ヴィラは、古代ギリシャ・ローマ・エトルリア美術に特化した博物館です。ローマ時代の海辺の別荘をモデルにした建築が特徴で、館内では古代地中海世界の彫刻、陶器、宝飾品、遺物などを鑑賞できます。
同じゲティ系施設でも、J・ポール・ゲティ美術館が幅広いヨーロッパ美術を扱うのに対し、ゲティ・ヴィラは古典古代にテーマを絞っているのが特徴です。
どこに行くべき?目的別おすすめ
名画を見たい方
メトロポリタン美術館、シカゴ美術館、ナショナル・ギャラリー・オブ・アートがおすすめです。西洋美術史の流れを押さえたい方にも向いています。
近現代アートを楽しみたい方
MoMAとグッゲンハイム美術館がおすすめです。モネ以降の近代から現代へ続く表現の変化にも注目すると、鑑賞がさらに面白くなります。
家族旅行・体験重視の方
スミソニアン国立自然史博物館、国立航空宇宙博物館、アメリカ自然史博物館が向いています。知識がなくても楽しみやすく、満足度が高い施設です。
アメリカの美術館・博物館を楽しむポイント
アメリカの大型ミュージアムは一館の規模が非常に大きいため、事前に「何を見たいか」を決めておくのが大切です。全部を見ようとすると疲れてしまうため、代表作や人気展示を先に押さえるのがおすすめです。
美術館の見方に不安がある方は、MUSEUMカテゴリ や、サイト内の美術館関連記事をあわせて読むと理解が深まります。日本の美術館を比較したい方は 日本の現代美術館おすすめ15選、西洋絵画の流れを身近に見たい方は 国立西洋美術館 常設展の見どころ もおすすめです。
よくある質問
アメリカで一番有名な美術館はどこですか?
一般的には、ニューヨークのメトロポリタン美術館が最も有名な美術館の一つとして挙げられます。規模、知名度、所蔵品の幅広さの点で特に高く評価されています。
ニューヨークでおすすめの美術館はどこですか?
定番はメトロポリタン美術館、MoMA、グッゲンハイム美術館です。自然史まで含めるならアメリカ自然史博物館も人気があります。
アメリカの博物館と美術館の違いは何ですか?
美術館は絵画や彫刻などの美術作品を中心に展示し、博物館は自然史、科学、歴史、文化資料など幅広いテーマを扱います。本記事では両方をまとめて紹介しています。
まとめ
アメリカには、世界最高水準の美術館・博物館が数多くあります。名画を見たいならメトロポリタン美術館やシカゴ美術館、近現代アートならMoMAやグッゲンハイム、体験型の博物館ならスミソニアン国立自然史博物館や国立航空宇宙博物館が有力です。
まず一館だけ選ぶならメトロポリタン美術館、ニューヨーク観光ならMoMAやアメリカ自然史博物館、ワシントンD.C.ならスミソニアン系博物館群を候補にすると満足しやすいでしょう。




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