
小野裕人展
18th Yuto Ono Solo Exhibition
全額寄付カレンダー先行発売個展
12か月の誕生花 ~Season5~
2025年11月7日(金)~9(日)
11時~17時〈入場無料〉
※カレンダーの売上金は、全額「宮古島セーブザアニマルズ」の保護犬保護猫のために寄付させていただきます

1989年福岡県生まれの現代アーティスト・小野裕人は、馬・龍・犬・猫といった動物や花卉などの伝統的主題から、天使・ペガサス・かぐや姫といった現代的・幻想的な題材まで、古典と現代、現実と想像の領域を自在に横断するモチーフを扱っています。小野作品の大きな特徴は、限られた色数でありながら、画面に強い物語性と緊張感を立ち上げる構成力にあります。
画面では、静謐かつ意図的にデフォルメされた主題に対し、背景は凹凸感のある筆致や光沢を帯びた顔料を用いて、しばしば躍動的に描かれます。限られた色数で鑑賞者の想像力を刺激し、劇的な世界を構築するその方法は、浮世絵が持つ造形言語を現代に再解釈する試みともいえ、伝統様式の精神性を新たなかたちで継承している印象を与えます。
また、制作行為そのものを表現の一部として提示している点も見逃せません。両手でマーカーペンを操る独自の描法や、短編映像のような構成を持つショート動画群の中には世界で2,000万回以上再生されてる作品もあります。ここには、絵画と映像メディアが接続され、鑑賞体験が「見る」ことから「プロセスを共有する」段階へと拡張される、現代アート的な思考が明確に読み取れます。
さらに、小野は社会的実践にも積極的に取り組んでいます。福岡市動物愛護管理センターでのボランティア活動や、毎年のカレンダー売上の全額寄付(2024年は345万4,500円を宮古島の保護団体に寄付)など、アーティストとしての活動を社会とつなげる姿勢が際立っています。
NHK「みんなのうた」やパナソニック、BEAMSとのコラボレーション、俳優との共作、国内外での個展など、多方面での活動を通じ、小野の表現領域は着実に広がっています。2026年には名古屋栄三越 特選画廊や伊勢丹浦和店 美術サロンでの個展が予定されており、SNS発信を起点とした彼の表現が、より広いアートシーンの中で本格的に受容されていくことが期待されています。
展示風景のご紹介






Artist Bio
1989 福岡県生まれ
2012 九州産業大学芸術学部デザイン学科卒業
<主な展示>
2025 個展 東京
2024 個展 ハワイ、東京
2023 個展 東京、宮古島 他多数
<主な受賞歴>
2020 日本文藝第2回アートコンペティション 最優秀賞
<メディア>
2024 松山ケンイチ・小雪ブランド『momiji』コラボ展 銀座和光
2024 坂上忍 動物保護ハウス『さかがみ家』ライブペイント出演
2023 NHKみんなのうた Hey! Say! JUMP「だいすきなきみへ」映像制作・出演
2021 フジテレビ皇室特別番組 上皇上皇后両陛下を描く
2019 東京ガールズコレクション オープニングムービー制作・出演 他多数







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