うら若き頃、コッポラの「地獄の黙示録」を見て、マーティーン・シーンの余りの恰好良さにシビレ(古い表現?)たものです。
それからン十余年を経て、このたび初めて訪れたサイゴン(現 ホーチミン)でした。
時は雨季。
本当に暑い。
サウナのような湿気と、熟した果物のような香気が漂う街。
午前に市内をうろついては、一度ホテルに戻って休み、午後観光しては、またホテルで休んでから夕食に出かけ・・・と、とにかく休み休みでないと身体が持たないような暑さでした。
サイゴンの街をうろつくと目に付くのは、アートギャラリー。
大抵がオープンエアで、女性が二人くらい、まったりと客待ちをしています。
結構カジュアルな作りのギャラリーとか額屋さんが、十軒くらい隣り合っている通りもあります。
需要があるんですね。
日本でも、ホテルでアーティストの個展が開かれていたりしますが、サイゴンも同じ。
結構有名どころのホテルでもロビーフロアで、ローカルアーティストの個展が開催されてました。
私の宿でも同様。
5Fのカフェにて、ローカル若手アーティストたちのグループ展が開催中。
なかなか良い作品があったのですが、値段とサイズが大きすぎ・・・。
画面では分かり難いですが、マチエールも良かったです。
現代的なベトナム女性の、憂いを含んだ眼にやられてしまった。。。。
ところで、ベトナムは平均年齢27才という若い国。
(ベトナム戦争で多数の犠牲者を出したためのようです。)
活気が凄くあります。
下町の方に行くと、(行かなくてもだけど)、信号待ち毎に100台くらいのバイクが押し寄せてきて、どうやって収集を付けているのか分からないのだけれど、なぜか皆、行くべき方向に辿り着けている様子。
旅行者は、恐ろしくて横断歩道さえも躊躇してしまいます。
そのバイクと車の波がいつ途切れるんだろうかと、ぼーっと見ていると、いつになっても途切れることは無く、そのうち暑さもあって、思考停止状態になってしまうのが関の山・・。
女の子は可愛い子も多く、スタイルは松本零士の描くスターシアのようにスリム。
男の子もスリムで、おじさんでさえ総じてスリム。
そして皆、働きもの。
まあ、正味たった二日の滞在だったので、表面しか見ていないのでしょうけれど、なかなか刺激的な国でした。
最後に、滞在したホテルの部屋から、メコン川を見下ろして333(バーバーバー)ビール。
次回は、ぜひハノイへ!
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