文化政策史

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美術品の寄付・物納で税金が控除される欧米諸国の制度と、その背景にある600年の思想史

欧米では、美術品の寄付や物納によって税負担を軽くする制度が発展してきました。アメリカの寄付控除、フランスのダシオン、イギリスの物納制度、イタリアのアートボーナスなどを比較し、その背景にある「美術品は個人の財産であり、同時に社会の財産でもある」という思想を、日本の文化財保護制度とあわせて解説します。
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美術品寄付と名誉――欧米における600年の慈善史と、日本の収集伝統

欧米の美術館を訪れると、寄贈者の名前が翼や展示室に刻まれている。日本人にはやや馴染みのない光景だ。なぜ欧米では美術品の寄付が「名誉」となるのか。中世のノブレス・オブリージュ、カーネギーの『富の福音』、サックラー事件まで、600年の系譜を追い、三井・大原・松方など日本独自の収集伝統と対比して解説する。
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