先日、実家を往復するのに特急に乗る機会があったので、その時間を利用してセルゲイ・プロコフィエフのヴァイオリンソナタ第2番を、素人ながら聴き比べてみた。
まずは2004年リリース
Prokofiev Works For Violin and Piano ( Gil Shaham and Orli Shaham)
オリ・シャハムはギルの妹さんです。
ジャケットのギルが若い。
33才くらいのときの録音でしょうか。
もう一枚は、1999年リリース
Daishin Debut 樫本大進 & イタマール・ゴラン(ピアノ)
これは大進くん弱冠20歳のときのライブ録音。
どっちも大好きなヴァイオリニストなので、楽しかった。
まずギル&オリ組は、流石に兄妹だけあって、調和の取れた演奏。
印象: 細い(良い意味で)・繊細・音の芯がキリキリと切ない・深い・胸が締め付けられる。
大進&イタマール組は、若さ漲る演奏。
印象: 伸びやか・豊か・情熱的・太い・つややか・若々しい。
録音した時のアーティストの年齢が一回り違うので、表現力に違いが出るのは当然でしょう。
三楽章の表現に特に両者の違いが出ていたように思います。
ところでイタマール・ゴラン氏は、よく大進くんのリサイタルで息のあった演奏を聴かせてくれました。またサービス精神たっぷり、アンコールの曲をバンバン大進くんに薦めてしまうところが御茶目。ある時は、3-4曲奮発して大進くんに「いい加減にしろ」とばかり止められてました。
観客爆笑。
来月7月には、大進くんが今度はN響と共演するので、今から楽しみにしてます!
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