アールデビュタントも、萩原始展も、山下宏&長尾祥子展も終了し、今日は事務仕事。
少し運動した方がいいと思い、二駅ほど歩いて練馬美術館へ。
さすが地元です。
先日、近所のお蕎麦屋さんに行ったときに、舟越保武展の招待券を頂いてしまっていたのです。
ありがとうございました~!この場をお借りして御礼申し上げます。
そして満を持して本日、お邪魔しました。巨大なクマくんがお出迎え。
1Fから2Fの展示を堪能させて頂きました。
舟越保武の残した言葉で印象に残ったことは、「自分は職人と同じように”仕事”だと思ってやっていた。お金も生命も欲しかった」ということ。芸術家ではないと言われればそれまで、ということ。
でも、今、舟越保武を芸術家ではないと思っている人は誰もいないですよね。
舟越保武の残した作品は多々ありますが、私のお気に入りは1970年代の作品群。
970年代の作品4人が並んでましたが、それぞれ個性があるのです。
個性があるのですが、彼女たちに共通するのは完璧な美。
真っ白い大理石で表現した、生命と瑞々しさを感じさせるフォルム。
生命の一瞬を切り取った美でした。
これらの作品は、二次元(写真)にしてもよく伝わりません。
やはり彼女たちと直に相対して、初めて感じるものがあります。
女の私でさえ「この手にしたい」と思わせるものがあります。
頬のライン、視線、鼻の向き具合、唇の尖り方と引き方・・・まさに完璧な美。
うっとりと見とれてしまいました。
またクリスチャンである舟越氏が、島原の乱の激戦地、原城に滞在したときにインスパイアされた作品「原の城」など胸を打つ作品が多々あります。
展覧会は9/6(日)までだそうです。
コメント