福福堂(ギャラリー上原)創業15周年

かつて代々木上原で営んでいた「ギャラリー上原」

早いものです。
先日、「10周年を迎えました」という記事を書いたと思ったら、それからあっという間に5年が経ってしまいました。

まことに光陰矢の如し。

自分自身は何も変わっていないようでも、この5年の間に様々なものが変化しました。

代々木上原の画廊を閉鎖し、百貨店企画のみを展覧会の柱にしました。
郊外の広めのマンションに引っ越しました(自宅)。
家族が大病により二回入院手術をしました。

画廊を閉めたときには、喪失感が酷いかなと想像したのですが、意外とそうでもなくて実は開放感がありました(苦笑)。やはりお店を維持するって大変なんですよね。お店を開け続けることにより様々な固定費もかかりますし、人の出入りも多いし、いつも気が張っていなくてはならず・・・。今は私よりもはるかに才覚がある方が借りてくださっているので、大変大変助かっている次第です。

また、日頃展覧会を開催している百貨店においても、色々環境が変わってきています。
経営方針、働かれている方の意識、お客様の年代やお好み・・・。
そして有難いことに、新しいことにチャレンジするようなお仕事を頂くことも増えてきました。

15年・・・・まだ若かったからこんな無謀なことを始められたのだと、今の私は当時を振り返って思います。
先日昔の会社の同僚と話をしていて思いました。その同僚はとても優秀な人で、いや優秀だからこそ、物事の結末が見えてしまう。やりたいことがあったとしても、自分が成し遂げられることはたかが知れていると思い躊躇してしまう・・・と。

翻って自分は、石橋を叩くどころか渡ろうとしてから橋が無いことに気が付くことが多々ある、いわゆるおっちょこちょい。でもまあそんなアホじゃないと始められなかったと思うので、ま、いっかこれはこれで、と思う訳です。

そしてこんな未熟な私にずっと付き合ってくださっているお客様、作家さん、そしてお取引先の皆さま。この場をお借りしてお礼を言いたいと思います。
本当に有難うございました。そしてこれからもよろしくお願いします!!!!

来週は作家さんが40人以上集まって、行きつけのドメスティックな居酒屋さんで宴会を開いてくださる予定です(涙)。本当に有難く、そんなご厚意に甘えてしまってよいのだろうか、と自問する昨今です。
ご恩返しは、ますます頑張って作家さんたちを盛り上げること、ですね。
頑張ります!!

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