締め切りに対しての考え方やアプローチの仕方は、作家さんによってずいぶん異なります。
先日個展をした瀬下梓さんは、展覧会の10日前にはすべての作品が完成しているように、スケジュールを逆算して早め早めに制作していくとおっしゃっていて、「プロ!」と尊敬しました。
聞けば夏休みの宿題も、計画的に早めに終わらせるお子さんだったそうです!
振り返って我が身を見れば、宿題は8月20日を過ぎてからお尻に火が付くタイプで、毎年反省するのだけれど、夏休みに入ると嬉しくて毎日プールに行ってしまう子でした・・・。
さて、この秋は展覧会が目白押し。
特に11月からお正月にかけては8本もの展覧会があって、自分でもピンチと思ってます。
というわけで、
このところ読んだ本 ほぼ全て仕事術です。
列挙していくと、もう身もフタもないタイトルの数々。
〇「仕事が速い人は見えないところで何をしているのか」 by 木部 智之 (IBM)
IBMのシニアプロダクトマネージャー。大変な仕事量を大変なスピードでこなしている方の書かれたノウハウ本。図表を使うプレゼン用の資料などは、まず手書きで書いてから等々、テクニックが盛りだくさん。参考になりました。
〇「脳がやる気を出す魔法 ミスティック・クール」 by ドン・ジョセフ・ゴーイー
心は脳を変えることができるというもの。ピアノの練習しているイメージを毎日続けると手の神経が発達するように、想像するだけで脳神経は変えることができる。だからネガティブ回路からポジティブ回路へ意識して変えていく。
自分が今考えていることを「自覚」することが大切である。
また人生は「ゴール」ではなくて、一瞬一瞬のプロセス、それが人生。
その瞬間に集中すること。 ← 大変同意します。この瞬間、今を大切にします!
〇「すごいメモ」 by 小西 利行 (コピーライター)
アイデア出し、会議録、人に伝えたいメモや自分自身のためのメモの作り方に関する内容でした。
筆者はコピーや企画を作っているので、アイデアを生み出すための実務的なメモ書きが大変参考になりました。
〇「あなたの一日は27時間になる」 by 木村 聡子 (税理士)
役に立ったこと。
朝4時起きで仕事する。毎日何か一つ不要なものを捨てる。(モノでもよいし、習慣でもよい)
これから使うであろう資料整理にはハンギングフォルダを使うこと。12か月プラス31日分=計43枚のハンギングフォルダに、将来の自分のためのメモや資料を入れておくこと。
面白そうな管理法だなと思いましたが、適当なフォルダに入れてしまって、すべてのフォルダを開けて探しまくっている将来の自分の姿が見えるので、これは採用しないでおきました。
〇「なぜあなたの仕事は終わらないのか」 by 中島 聡 (元マイクロソフト win95設計者)
正直、この本が一番感銘を受けました。
ー まず期限は必ず守ること。
ー 「ラストスパート志向が諸悪の根源」である。
ー 仕事はかかってみないとどの位の工数がかかるか分からないので、まずは全体の期間の最初の2割で、仕事全体の8割を終わらせること(!)。スタートダッシュが何よりも大切。
ー 仕事は朝やる。午前が勝負。午後は「流し」で働く。
ー 他の人の仕事が遅れたら、「モックアップ」を作る。← これ大切ですね。他の遅れがボトルネックになってはいけないので・・・。
ー 「なるはや」はやめる。期限を明確にする。
ー バグが沢山あってもリリースする。世の中に完全な仕事は無いので、それよりも手遅れにならないうちにリリースする。後から修正をすればよい。
ー 待ち合わせの30分前には、スタバでコーヒーを飲むこととする。
ー 「花を用意しろ」と言われたら、花屋に電話することが仕事ではなくて、例え嵐でも花を用意することが、あなたの仕事なのだ。
ー ビル・ゲイツの意思決定は光速。
ここのところ、人数が多いグループ展などが続いているので、プロダクトマネージャーの仕事など、大変参考になります。まずは「早起き」からですね。
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