絵を買う前に知っておきたいこと|ギャラリーで作品を購入する方法

絵を買う前に知っておきたいこと|ギャラリーで作品を購入する方法

美術館で作品を見るのは好きだけれど、「絵を買う」という経験をしたことがある人はそれほど多くありません。しかし実際には、ギャラリーでは誰でも作品を購入することができます。

ここでは、初めて絵を購入する人のために、ギャラリーで作品を買うときの基本的な流れやポイントを紹介します。

西新宿のギャラリー「ヒルトピアアートスクエア」では毎週異なるアーティストの展覧会を見ることができる

ギャラリーでは誰でも絵を買うことができる

ギャラリーというと、専門家やコレクターだけが利用する場所のように思われるかもしれません。しかし実際には、展覧会で展示されている作品の多くは販売されています。

気に入った作品があれば、スタッフに声をかければ価格や購入方法を教えてもらえます。特別な資格などは必要なく、誰でも作品を購入することができます。

作品の価格はどう決まるのか

絵画の価格は、作家の評価、作品のサイズ、制作技法などによって決まります。一般的にはキャンバスサイズが大きいほど価格は高くなりますが、作家のキャリアや人気も大きく影響します。

また、同じ作家でも制作年代やシリーズによって価格が異なることがあります。

絵の価格の目安

絵画の価格は、作家のキャリア、作品のサイズ、技法などによって大きく変わります。そのため一概には言えませんが、一般的には次のような価格帯が多く見られます。

  • 小作品(SM〜F4程度):数万円〜十数万円
  • 中サイズ(F6〜F10程度):十数万円〜数十万円
  • 大作品(F20以上):数十万円〜

ただし、価格は単純にサイズだけで決まるわけではありません。作家の活動歴や評価、展覧会歴、作品の完成度なども重要な要素になります。

初めて作品を購入する場合は、無理に高価な作品を選ぶ必要はありません。自分の生活空間に飾りたいと思える作品を、無理のない価格で選ぶことが大切です。

購入するときの流れ

作品を購入する場合は、ギャラリーのスタッフに伝えると手続きを案内してくれます。通常は以下のような流れになります。

  • 作品の価格を確認
  • スタッフに購入の意思を伝える
  • お支払い手続き…現金・カード決済(分割可能な場合もあり)が主流です
  • 作品の引き渡し…当日お持ち帰りが可能な場合と、会期終了後に配送となることがあります。展覧会によって異なります。

絵を買える場所

絵画は美術館で鑑賞するだけのものではなく、実際に購入することもできます。現在ではさまざまな場所で作品を購入することができ、それぞれ特徴があります。

ギャラリー

もっとも一般的なのがギャラリーです。銀座などの街にあるギャラリーでは、現代作家の新作を中心に展覧会形式で作品が展示されており、気に入った作品があれば購入することができます。また、作家や作品について詳しい説明を聞くことができるのも特徴です。入場無料のギャラリーがほとんどです。

百貨店の美術画廊

百貨店の美術画廊でも、毎週、作家の個展やグループ展が開催されています。落ち着いた環境で作品を見ることができ、初めて絵を購入する人にも利用しやすい場所です。入場無料の美術画廊がほとんどです。

アートフェア

複数のギャラリーが集まるアートフェアでは、多くの作家の作品を一度に見ることができます。短期間のイベントですが、新しい作家と出会う機会として人気があります。アートフェアは入場料が必要なことが多く、入場料は1,000円~5,000円前後の場合が多いようです。

オンラインギャラリー

最近では、オンライン販売サイト(通販)で作品を購入できる機会も増えています。最大のメリットは、好きな作品を遠くからでもすぐに購入できることです。自宅にいながら多くの作品を見ることができます。

一方で、実物のサイズ感や質感は写真だけではわかりにくい場合もあります。ただ、一度購入したことのあるアーティストの作品であれば、質感や作風がある程度わかるため、オンラインでも安心して注文しやすくなります。

また、初めて購入するアーティストの作品でも、「技法(日本画・油彩画・木版画など)」や「素材(紙・キャンバスなど)」を手がかりにすると、作品の雰囲気やクオリティをある程度想像することができます。

初めて作品を購入する場合は、まず実際に作品を見ることができるギャラリーや展覧会から始めると安心です。

初心者が作品を選ぶときのポイント

初めて作品を購入する場合、もっとも大切なのは「自分が好きかどうか」です。投資や価値よりも、長く自分の生活空間に置きたいと思える作品を選ぶことが重要です。

また、自宅の壁のサイズや飾る場所を考えて、作品の大きさを選ぶと失敗が少なくなります。

初めて絵を飾る場合は、6号くらいのサイズが飾りやすいことが多いです。大きすぎず、小さすぎず、作品の見ごたえがあり、家庭の壁にもバランスよく収まります。

ご自宅の大きめの壁掛けカレンダーと交換で絵を飾りたい時は、同じ大きさ位の8号が良いでしょう。

リビングの広い壁、会社の玄関やロビーに飾る際には、20号以上の作品を飾ると空間のアクセントになります。

「飾る場所は決めていないけど、ひとまず絵を買って楽しみたい」そんな時は、0号やSM号サイズからはじめるのがおススメです。

絵を購入する楽しみ

作品を購入すると、その作家の活動を応援することにもつながります。また、自宅にお気に入りの作品があると、日常の中で芸術を楽しむことができます。

展覧会に足を運んだときは、ぜひ作品を「買う」という視点でも見てみてください。新しいアートの楽しみ方が見つかるかもしれません。

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