越後妻有「大地の芸術祭」

本日、思い立って関越道を真っ直ぐ新潟方面に走らせ、越後妻有大地の芸術祭恒久アート施設を訪れました。

3年-4年前に一度来たのですが、今回は前回とは違う作品を目的に。

十日町名物「へぎそば」で腹ごしらえしてから、最初に訪れたのは越後妻有里山現代美術館「キナーレ」へ。

日置拓人+木村謙一「土の光籠」

レアンドロ・エルリッヒ「トンネル」これは遠近感が狂ってしまうような不思議な気分になる作品でした。

カールテン・ヘラー「Rolling Cylinder,2012」 床屋さんのぐるぐるが回りながら自分に迫ってきます。合わせ鏡の中に自分が見える・・・。

そして撮影禁止だったので、写真は無い作品なのが、クワクボリョウタ「Lost#6」。これはとりわけ心に響きました。Nゲージの模型が暗闇を走るに連れて、光と影が幻想的な光景を壁に移し出し、越後の里で暮らす人たちの息吹と歴史、民俗を感じるような作品でした。一日中見ていても飽きないかも。

車で15分ほど離れたナカゴグリーンパークに移動し、ジェームズ・タレル「光の館」へ。ここは前回も寄りたかったのですが、時間切れで来られず、今回はそのリベンジ。  光のアーティストジェームズ・タレルが谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」から触発されて創ったというこの施設、文字通り「光」がテーマです。このゲストハウスの中心となる12.5畳のこの部屋は、天井が可動式。

天井がゴゴゴゴーとモーターで動いているところ。下から見上げた様子。

全部開き切るとこうなる。

一番美しいのは日没時で、日が陰り沈むにつれてライトの状態を調整し、トワイライトをドラマチックに見られるようにしているそうです。だけどその時間見ることができるのはどうやら宿泊者のみのようです。残念・・・・。

40分近く車で移動。もう閉館間際に滑り込む。ここはマリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」。ジェームズ・タレルの館も宿泊可能でしたがここも宿泊体験型施設。

赤・紫・青・緑それぞれの部屋で特別な寝具を着て一晩眠り、その夢をノートに記入するというプロジェクト。んーーー。一晩一人でこの部屋で過ごす自信が無いな・・・・・悪夢を見てしまいそうな気がする。

同じ地区の納屋にある作品、ジャネット・ローレンス「エリクシール/不老不死の薬」

花梨などの薬酒が並んでます。メンテナンスがされているようで、薬酒もいつでも飲めそうな感じ。

ラストは同じ地区にある作品ロビン・バッケン「米との対話」。

畳に光ファイバーが走り、独特の光を放ってます。稲穂に信号でメッセージを送っているとのこと。

前回訪れた時に見学した「最後の教室」(クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン)もそうでしたが、この越後妻有では地元のボランティアの方が作品を愛情たっぷりに説明してくれます。なかには「脱皮する家」(鞍掛純一+日芸彫刻科)のように、ご近所の主婦の方たちが漬物やお茶を持ち寄って集会所みたいに使っている施設もあります。美術館やホールの中にアート作品が鎮座しているのもいいと思いますが、こうやって生活に溶け込んで愛され、生きているアートもいいなあ、としみじみ思った初秋の一日でした。

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