一人暮らしのアーティストさんたちへ―あなたはあなたの食べるものでできている!You are what you eat.

かつて代々木上原にあった『ギャラリー上原』

若いアーティストさんたちへ「食生活は大切だよ!」

一人暮らしって、自分の食べるものはどうでも良くなってしまいますよね。
私もそれなりに一人暮らしが長かったので、その感じはよく分かります。
朝起きてコーヒー飲んで、昼も夜も外食、もしくはコンビニ調達。自分のために何か用意しようという気力も体力も無くなってしまって、いつも会社帰りにはコンビニで缶ビール、お弁当やサンドイッチを買って帰宅という毎日でした。

しかしその食生活は、健康にも精神的にも、経済的にも非常に良くないです。
20代いっぱいは、植物の球根のように細胞のエネルギーがまだあるので、それでも何とかなりますが、30代半ば過ぎると食生活は顔に出てきます。肌や髪の艶、お腹周りにも影響が出る他、集中力や持続力が無くなってきます。

私はそんな生活をしていた頃は、朝、出勤後の思考力が弱く、簡単なことの解決力も無いことを自覚していました。少し面倒なことを考えただけで問題が整理できず、途中で思考がぶちっと途切れるのです。そんな自分に危機感を感じていました。非効率ですよね。

今、考えると原因が分かります。朝食を摂っていなかったため、脳に糖分がいっていなかったんですよね。また朝食を食べていない反動で昼の外食は食べ過ぎて眠くなり、夕方毎日食べる間食のアイスクリームでまた糖分を補給して残業、そして夜はまたコンビニの悪循環で、典型的なカロリー過多のタンパク質ビタミン不足でした。

一人暮らしを止めてからやっとまともに三食食べるようになり、だいぶ体調も良くなりました。

そんな荒んだ過去を持つ私から若いアーティストさんたちへ「食生活は大切だよ!」と口を酸っぱくして言いたいです。なにせアーティストという職業は身体が命です。自分で自分の食い扶持を稼がなくてはいけないので、寝込んでいる暇はありません。また健全な思考は健全な身体に宿ります。荒んで不健康な身体だとロクなことを考えずに鬱々としてしまいます。厚生年金がもらえる会社員と違って、アーティストは国民年金の方が多いでしょう。
70歳でも80歳でも作品を作って生きて行けるように、精神と身体は大切にしましょう!

とはいえ努力で出来ることは限られてます。精神論ではなく現代のツールと考え方を使って、賢く健康的な食生活を営みましょう!

1 お腹が空いてから料理するな。

家族がいれば「お腹すいたよ」の声を聞いてから料理することもあるでしょう。何より飢えた子がいれば何が何でも食べさせなくてはいけません。

しかし一人暮らしの場合には、お腹が空いてからでは遅いのです。
制作に集中して、はっと気が付いたらお腹が空いていた。そんな時きちんと鍋を振って料理しますか?適当にそのへんのパンの残りやお菓子を口に入れたり、カップ麺で一食摂ってしまったりしてませんか?

朝、起きて朝食を用意するとき、同時に昼ごはんも仕込んでしまうのです。お腹が空いてなくても。用意するときのあなたと、飢えたあなたは別人です。飢えた自分のために、飢えていない時に用意しておくのです。そのためのツールは後述しますね。

2 お腹が空いたときに買い物に行くな。

これは節約術でもよく聞くかと思います。
お腹が空いたときにスーパーやコンビニに行くと、あれもこれも買いたくなりますし、そのまま食べられるものを買いがちです。そうするとお惣菜やお弁当が多くなってしまいますし、偏ってしまいます。出来合いのものは経済的にも家計を圧迫します。

特に最近、コンビニでお弁当等を買うと外食と同じくらいのお値段です。
びっくりするくらい。
それなのに、毎日食べていると飽きてしまう味なので、段々と人生が楽しくなくなっていくのです。

3 計画的に料理しておくためのツール。

制作や他の仕事の合間にスーパーに行き食材を仕入れ、お腹が空いてないときに料理しておく。これがアーティストの健康のためにお薦めする方法です。

シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW10G (1人~2人用) 
https://jp.sharp/hotcook/products/knhw10g/

私はシャープさんとは何の関係もありませんし、別にアフィリエイト広告をしているわけではないですが、例えば同社のホットクックのような自動調理器を使うのがお薦めです。

ホットクックは食材をセットして、自動で煮たり焼いたりすることができる調理器具です。一人暮らしのアーティストさんたちにとっては、制作の合間に食材を投入しておいて、ほおっておけば勝手に出来上がっているのは便利です。いくら制作に没頭していても焦げたりすることがないため、時間を有効に活用できます。だいたいアーティストは過集中の傾向がある方が多いと思います。鍋の火加減を気にしながら制作をするなんて、現実的ではありません。
また、ホットクックには予約調理機能があり、帰宅後に完成するように予約することもできます。たとえば、朝出かける前に食材をセットして、夜帰宅したら美味しい夕食が待っているということも可能です。制作の合間や展覧会中でも、ホットクックが夕食を用意してくれているため外食や出来合いのものに頼ることが少なくなり、健康的な食生活を送ることができます。

個人的には、家族の入院で一人暮らしになってしまった期間、このホットクックの有難みを痛感しました。寒い夜、暗くなった部屋に一人で帰っても、ドアを開けると良い匂いと共に温かい料理が待っていてくれているのは、どんなにか心の慰めになりました。
「ありがとうホットクック、ありがとう今朝のわたし」と言いながら、肉じゃがやぶり大根を食べ、熱燗を飲んで明日の英気を養い、翌朝のスープを仕込んで寝ました。

朝になるとホットクックがポタージュや味噌汁を作っておいてくれるので、それを頂き、その日の夕食を仕込んで出かけるその繰り返し。

ホットクック推しが激しいですが、それはたまたま私がホットクックユーザーだからということであって、ツールとしてはティファールやアイリスオーヤマで出している同じようなものでもいいですし、それも用意するのが難しい場合には、お手持ちの炊飯器でもおでんやカレー等けっこう色々出来るものがあります。(世の中には炊飯器料理のレシピ本もありますよ。)

そういったツールを使って、毎日計画的に、お任せ料理をすることを激しくお薦めします。
(出来る限り予約機能がついているものが良いです。)

4 更に便利な機能

ホットクックには、公式レシピブックがついていますが、WiFiと接続し、更にスマホアプリとも接続し、ダウンロードした旬のレシピや新しいレシピをホットクックに送ることもできます。レシピをダウンロードすると必要な材料の買い物リストも教えてくれます。

またスマホアプリを通じて、自宅のホットクックに遠隔命令を出すことができます。
ちょっと帰宅時間が伸びちゃったなというときに、電車のなかからアプリを通じてホットクックに出来上がり時間を調整してもらうことも可能なのです。帰宅と同時に出来立てのホカホカ料理が待っている、この幸せ!

5 あなたはあなたの食べるものでできている!

英語にそういう言葉があるそうです。You are what you eat .

自炊すると自己肯定感が高まります。
でも自分で全て料理しなくても、自動料理器が作ってくれても、下準備をしたのが自分だから自己肯定感は高まりますし、そのうえで「召使が用意してくれた感」も味わえ、おトクです。

より良く制作するために、より良く思考するために、より良いアーティスト人生を生きるために、しっかり食べましょう! アーティストにとって文字通り、身体は資本だ!     

   (ライター晶)

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