今春、ギャラリー上原は事情により代々木上原から引越しをし、もう上原にいないんだから”うえはら一丁目”じゃないよなあ・・・と思い、色々逡巡しておりました。しかしながら、ぽつりぽつりでも文章を綴るということは、自分にとっても考えがまとまるし、書かないとそのとき感じたことも、大切なことも忘れちゃうし・・・と、またぽつりぽつりと続けてみようと思いました。
前置きが長くなりすみません。
今年のアボリジニアート展は昨日で終了しました。
場所を伊勢丹新宿店に移して2年目の開催でしたが、今年も沢山のお客様が70点のアートと接して下さいました。沖縄・北海道・高知・・・全国からアボリジニアートファンが駆けつけて下さり、本当にうれしく有難く思っております。
ピンタ・ピンタ・チャパナンガ 「ティンガリ」
昨日までの怒涛の7日間で、目は充血し、頬はゴルゴ13のようになり、肩は張り、足は浮腫み・・・起き上がれないほどの疲労でしたが、何とか重い足を引きずって、代々木上原のお客様かつ友人のエステに行き、2時間のスペシャルサービスを受けた後、大変華麗に復活いたしました。
流石Mさま、素晴らしいハンドマッサージです。本当に有難うございました!
すっかり調子が良くなって、代々木上原から渋谷までてくてく歩き、Bunkamuraで見つけた本!
なーんと、別冊太陽の地図本「諸星大二郎 ”暗黒神話”と古代史の旅」 !
もう見た瞬間、買わずにはいられませんでした。
なんて素晴らしいのでしょう。別冊太陽はクオリティが高い編集内容で定評がありますが、こんなマニアックなリクエストにもきちんと答えて下さるのですね。
これは、諸星大二郎の著書に出てくる古代史に関わる重要な場所を、地図帳とガイドで解説している本です。
うれしくて電車の中で食い入るように眺めていたら、こんなものが・・・。
福岡県にある日岡古墳の玄室です。
ぐるぐるの装飾がされています。
アボリジニの文様では、ぐるぐるはたき火や水場を表したり、またとても重要なものを表しているようですが、この日本のぐるぐるは何を表しているのでしょうか。鏡や太陽、そして呪術ではないかと言われているようですが、なんだかアボリジニのぐるぐるの後にこのぐるぐるに偶然出会い、運命を感じてしまいました。
これは行くしかないですね。いつになるか分かりませんが、訪れることにします。
コメント